Vivado 2016.3でプロジェクトをアップデートするのはかなり危険だというのが分かった。
たぶん、新規作成であれば問題ないのだろう。
今までに遭遇した不具合は次のものでプロジェクトのIPI関連が多い。
これは突然発生した。 プロジェクトをバージョンアップして使用して保存して、再オープンしたらBDファイルがリードエラーが発生した。 エラーの行番号が出ていたのでBDファイルを見てみたら、IPIで使用しているIPのリポジトリ名が何故か全てxilinx.comになっていた。 他にも正常な値が入っていないところがあった。 手修正できそうな気配であったがあまりにも量が多すぎて、このプロジェクトファイルは捨てた。
プロジェクトのアップデートは諦めて、BDをtclファイルにExportしてVivado 2016.3で新規作成したプロジェクトでtclファイルを読み込んでBDを作成しようとした。 そしたら、tclファイルの読み込みでコマンドエラーが発生!
どうやってもプロジェクトをバージョンアップできないってか?
これもエラーの行番号からtclファイルを確認したところ、IPIで使用しているIPの正式名称が入っていないというものだった。 これは数カ所だったので仕方なしに、手修正した。
これ、はっきり言って致命的なエラーだ。
この不具合は極めつけだった。
なんとかプロジェクトをVivado 2016.3に対応させたんだけど、IPIでIPを追加してSynthesisをしたら、Failedが発生した。
まぁ、Failedになるのは俺が間違えたんだろう。
エラー内容から修正してみるかな・・・
ログにエラー内容が無い。
???
なんで、Failedなんだ?
何を直せばいいんだ?
どうも、キャッシュが壊れたようなのである。
Vivadoを実行しているディレクトリに$PPRDIRというディレクトリを作成するのだがここの中身が壊れたらしい。 このでぃれくとりを昨除して、Vivadoを再起動してプロジェクトを開いたら正常にSynthesisできた。
久しぶりにXilinx前回な不具合に遭遇した。
今回のは久々のアドベンチャーである。
まだまだ、不具合はたくさんあるんだろうと思う。
いやぁ、やっぱり、Xilinxのツールってこうでなきゃねぇ。
たぶん、遭遇した不具合って、プロジェクトをバージョンアップさせようとした時に発生するみたいだから新規作成したプロジェクトなら問題ないだろう。
でも、今までのバージョンでかなり作りこんだプロジェクトとかIPとかどうすりゃいいんだろうか?