UARTの最高ボーレート

 単純なシステムのデバッグの時にUARTを使うことが多いのですがUARTって実際に使える最大ボーレートってどれくらいなんだろうと調査してみた。

 通常、115,200bpsを最大であることが記載されていることが多いけど、スピードさえ間に合えば上限は超えていいわけで、ホスト側のターミナル・ツールとデバイス側が設定できる範囲とハードウェア側で物理的に動く範囲までは使えるということになる。

ターミナル・ツール

TeraTerm

 TeraTermでは115,200bps以上の設定はタブで用意されているのは230,400、460,800、921,600の約1Mbps弱までの3つです。これ以上は出来ないのかと思っていたけど、手入力すれば使えます。

Minicom

 minicomはminicom -sで設定を開いて確認することができます。プリセットで230,400、460,800、921,600の他には500,000、576,000、1,000,000、1,152,000、1,500,000、2,000,000、2,500,000、3,000,000、3,500,000、4,000,000の4Mbpsまで500kbps刻みで用意されています。

デバイス

FT231X

 筆者がよく使うFTDIのFT231Xは最大3Mbpsまで設定することが可能です。

その他のデバイス

 10Mbpsぐらいまででるものがあるようです。

ハードウェア

 実機上の最大ボーレートは設計次第です。

まとめ

 最近の開発ではUARTって、おまけみたいなところが大きいから基板上で引きまわしたとして、実際に使える最大ボーレートは1~10Mbpsってところが妥当なところなのかな?

write: 2022/11/28/ 00:00:00