Let's Vitis(16) - FPGAアクセラレーション環境を構築

今回からFPGAでアクセラレーションするアプリケーションを作成していけるようにします。

前回作成したのは単にCortexA53上で動作するアプリケーション環境です。

しかも、環境はUltra96V2でアプリケーションを開発できる環境でした。

この環境ではFPGAアクセラレーションすることはできません。

VitisでのFPGAアクセラレーションとは

VitisでFPGAアクセラレーションを行うにはOpenCL環境を開発できるようにしなければいけません。

Interfaceの設定

Interfaceを設定します。

Interfaceはアクセラレーションで使用できるInterfaceを設定する必要があります。

VivadoのWindow→Platform InterfaceでInterfaceを追加します。

ClockのIDは0を必ず用意して、どれかのClockにDefaultがチェックされていなければいけません。

XSAファイルの生成

Tcl Consoleから次のようにコマンドを実行します。

write_hw_platform -include_bit ultra96v2_platform.xsa

前回、アプリケーションを作成したときはVivadoのExport HardwareをクリックしてXSAを作成しましたがこのXSAではFPGAでアクセラレーションできるPlatformを作成することが出来ないので注意しましょう。

Platformの生成

新しいXSAファイルでPlatformを生成するとOpenCLを選択できるようになります。

次回予告

次回は「FPGAアクセラレーションするプロジェクト」を勉強しましょう。

write: 2020/02/10/ 00:00:00