Let's Vitis(5) - FSBLのビルド

今回はFSBLをビルドしてみます。

FSBLを生成するにはVivadoで作成したXSAファイルの中にあるpsu_init_gpl.cが必要です。

2019.1まではVivadoからVivado SDKを呼び出して生成していましたが2019.2からはVivadoからVitisを呼び出して生成します。

まずはVivadoの「Flow Navigator」 → 「PROJECT MANAGER」を選択し、「Tools」→「Launch Vitis」でVitisを起動します。

Vitisが起動したらCreate Application Projectを選択します。

Create a New Application Project

「Project name」はプロジェクト名を入れましょう

Platform

Platformは「Create a new platform from hardware(XSA)」タブを選択して、「+」マークをクリックし、XSAファイルを追加してから選択します。

Domain

Domainは下図のようにします。

Template

Templateは「Zynq MP FSBL」を選択します。

FSBKプロジェクト

プロジェクトが生成されると下図のようにVitisが開きます。

「Project」→「Build Project」の順でビルドします。

ビルド完了

fsblのDebugの下にfsbl.elfが生成されます。

おそらく、このビルド手順が正攻法だと思います。

次回予告

次回は「FSBLの別のビルド方法」を勉強しましょう。

writed: 2020/01/15/ 00:00:00