勝手に今年のFPGA界隈の予測をしてみよう。
ヘテロジニアス構成今年のFPGA界隈はヘテロジニアス構成のシステムが多くなるんじゃないかと予測している。ZynqやCyclone V SoCを使用して、ARM+MicroBlaze/NIOSといったような構成だ。
今までもやってるところはやってますが、今年はこの構成が一段と多く出てくると思う。
・ARMはSMPで動かして、MicroBlaze/NIOSでベアメタル制御させて独立したH/Wアクセラレータとして制御する方法
詳しくは書かないけど、この構成が多くなると予測している。
さらに進んだところでは、次の構成も出てくるだろうと思う。
・Dual CoreのARMをそれぞれ、AMPで使用して、一方にLinux、もう一方にRTOSを実装して制御する方法
ただ、これらの構成をまともにサポートできるところが少ない。
OpenCLOpenCLも波が来るとは思うけど、日経やその他Web系メディア系の記事で表面的には方向性が反れて、良い方向には向かわないと思う。
ただ、きちんと理解しているところでは、OpenCLを使用して分散処理及び並列処理を上手に構築してくるだろうと思われるが、大半のところは記事に踊らされて、OpenCVって使えないんだor使いにくいんだの方向性に進むと思う。
どんなOpenXXも、その利用方法をきちんと理解して使用しなければ使い物にならないことは一般的なことだが、そこがねじ曲がらなければ良いと思う。
XilinxのHLSのOpenCVアクセラレータのように元のソースコードをHLSの関数に置き換えて使用するなんて、とても意味のないことである。
アプリケーションからすると、ライブラリがそれらを隠蔽しなければライブラリである意味がない。
OpenCLもそんな方向性に進んでほしくないと思うのだが、XilinxやAlteraがOpenCLをどのように取り扱うのか、動向に注意しておく必要がありそう。
FPGA業界昨年から、FPGA業界が賑やかになっていますが、アプリケーション業界で発生したのと同じように、わぁ〜っと人が群がって、若干はFPGA人口が増えると思われる。
ただし、ハードウェアを知らないFPGAエンジニアが増えるだろうと思う。
ある意味、猫も杓子もと言った具合に。