yoctoで、出来上がるイメージを確認してみた。
Windowマネージャーは色々あるけど、下記を候補としてみた。
unity(ububtu)MatchBoxxfceLXDEQt
一番、やっておきたいのは組み込み機器に適応したウィンドウ・マネージャーの選択だ。
ちょっと、FPGAから脱線してるけど、システムという領域で考えると、UIも重要なファクターだ。
基本はFPGAの設計前には決めておきたいアーキテクチャの一部だ。
ここで失敗するとシステム設計自体やり直しという仕打ちが返ってくるだろう。
まず、ZYNQというか、A9/1GHz相当のARMでubuntuというか
unityは単なる選択ミスだろう。
Linuxは何でもかんでも、ubuntuというのは、PCはWINDOWSだと言っているようなもの。
組込みシステムでは、メモリのサイズや使い方は重要な部分を占める。
ウィンドウ・マネージャーは作りによっては大きなメモリを使うので注意しなければいけない。
ベースの本命はwaylandなんだが、今回はX-Windowを中心として確認。
X-Windowで行くなら、リッチに行くならLXDEかxfceを、古めかしいというかガラケーのような感じならMatchBox、それをちょっと、リッチにするとQtってところかな?
●unity/LXDE
unityとLXDEはlinaroのubuntuバイナリで実現できるのでそれでよし。
●xfce
xfceはxdt-configがエラーでビルドできなかった。
ただ、pokyのdaisyブランチで対処されているらしいので、masterに取り込まれるかブランチを使うかすればいいのだがブランチを使うと他のリポジトリも調整しなければいけないのでそれが面倒で諦めた。
●MatchBox
MatchBoxはcore-image-satoで確認できる。
すでにここで紹介済み。
●Qt
QtはX-Window上でするかQt4eを選択して、フレームバッファに直接書き込む2つの方法がある。
メモリを考えるなら、フレームバッファへの直接書き込みのほうがメモリの消費量が少なくて良い。
具体的な数値はまた今度・・・
Qtがなかなか良さ気である。
あとは用途に応じてX-Window+MatchBox+QtがQt4eといったところか。
●Qt4e
![](http://www.sweetcafe.jp/files/730997006874532.jpg" width="480)
Qtがウィンドウマネージャの代わりをしているような感じになる。
描画性能は?
UIをすべて自分で作るなら、ウィンドウマネージャのメモリ使用容量が少ないQt4eを選びたい。
●X-Window+MatchBox+Qt
![](http://www.sweetcafe.jp/files/77930328669027.jpg" width="480)
MatchBox自体がひとつのウィンドウしか表示できないマネージャーなのでQtの表示も開くのはひとつだけになる。
X向けのアプリを使用する場合はこちらを選択したい。
![](http://www.sweetcafe.jp/files/681961663765833.jpg" width="480)
描画性能自体はそんなに変わらないかもしれない。
Qtのウィンドウを作る際は、MFCのような感じでQt Creatorを使用すればいいので、アプリ屋に対してもとっつき易いのではないかな?
この辺り、夏コミ本のネタにしよう。
「yoctoで始めるZYNQ」、サブタイトルを「linaro/yocto/openembeddedで構築するカスタム・ディストリビューション」かな?