WSL2からLinuxマシン(Native Linux環境をLinuxマシンと呼ぶ)へsshするのは特に壁はない。
Linuxマシンでsshを受け付けるためにopensshをインストールする。
下記はUbuntu 20.04LTSでのインストール方法です。
$ sudo apt install openssh-server
openssh-serverをインストールと同時にsshサービスが起動しているのであとはWLS2からsshすればよいです。
$ ssh hogehoge
WSL2のsshの接続環境はLinuxマシンと同様に/home/USERNAMEの.sshディレクトリです。
接続ホストの設定(.ssh/config)やパスフレーズの設定はLinuxマシンと同様に行えば問題ありません。
openssh-serverのインストール後、もし、sshサービスが起動していなかったら次のように起動させます。
sudo systemctl enable ssh
sudo systemctl start ssh
このようにWSL2→Linuxマシンへのsshログインは通常のLinuxマシン環境の設定を真似すれば整います。
WSL2のカーネルバージョンがWSLgに対応していれば(現時点のバージョンは5.10.60.1)、LinuxマシンにログインしてX WindowをWindows側に持ってくることができます。
X WindowをWindows側に持ってくることができなければ、次のようにsshコマンドに"-X"を付けてLinuxマシンにログインします。
$ ssh -X hogehoge
毎度、"-X"を付けるのが面倒であれば.ssh/configにForwardX11 yes
を設定しておけばよいです。
これで、LinuxマシンにログインしてVivadoを起動するとWindowsマシンでVivadoを操作できます。
$ source /tools/Xilinx/Vivado/2021.2/settings64.sh
$ vivado
Linuxマシンで起動したVivadoをWindowsマシンでGUI操作の感触はWiFi環境で接続した場合はGUI操作が少し重いですが1GbEの優先Ethernetであれば、そんなに違和感はありませんでした。
Tweet write: 2022/01/10/ 00:00:00