SDxの作業フォルダ構成

SDx自体はEclipseベースの開発環境であるため、プロジェクト作成などもEclipseベースとなっている。 Eclipseはworkspaceという作業フォルダ配下にプロジェクトを作成して開発を進めていく。 ここでSDxのプロジェクト(ZYBO_Sampleとした場合)を作成してみると次のようにフォルダが生成される。

ZYBO_Sample
┣.cproject
┣.project
┣project.sdx
┣Debug
┗src

Debugフォルダは作業領域である。 Ctrl-BやProject→Buildを実行すると様々なファイルが生成されていく。 最後まで正常に作業が完了するとsd_cardというフォルダが生成される。

sd_card
┣_sds
┣README.txt
┣BOOT.BIN
┣image.ub
┗ZYBO_Sample.elf

このうち、BOOT.BIN、image.ub、ZYBO_Sample.elfを第一パーティションをFATでフォーマットしたSDカードにコピーしてZYBOに挿してPowerONすることで動作確認ができる。 _sdsには、Bitファイルが入っているようですがこれは無視して構わない。

さて、ZYBOを起動するとLinuxのログインプロンプトになるわけだが、rootでログインすると/mntにSDカードの第一パーティションがマウントされている。 次のように実行するとSDxでコンパイルしたアプリケーションを実行することができる。

% cd /mnt
% ./ZYBO_Sample.elf

なんか、SDxって楽ちんでいいよね。

write: 2016/12/26/ 22:52:39